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台風23号による被害とその対応について。その1
1. 10月20日(水)午後、大型の台風23号が淡路島を直撃し洲本市で2500軒もの住宅が床上浸水となったのをはじめ、淡路島1市10町で3600軒を超える床上浸水、床下浸水の約6000軒も含め、約1万軒もの住家が浸水した。また、島内で300を超える「ため池」が決壊し、土砂崩れと重なるなど8名もの方が命を失われた。被害に合われた方々に心からお見舞い申し上げる次第である。


2. 「66年間洲本で生まれ育ったが、こんなことは初めて」「阪神淡路大震災の時よりひどい」。
21日、22日に島内を回った際、被災された方々からの声である。家中が水浸しになられ茫然とされている姿を見て何も申し上げる言葉がなかった。すべての方々のところにおじゃましてお見舞いを申し上げられないのは残念であるが、島内の全市町の長の方々と話をし被害の概要を把握、今後の対応を相談した。一刻も早い復旧に全力を尽くすとともに、被災された方々にできる限りの支援を行えるよう頑張る覚悟である。また、22日午後には村田吉隆・防災担当大臣はじめ政府の調査団約30名の方に来島頂き、惨状を見てもらった。物部・中島町内の悲惨な状態に皆さん声を失っていた。また別途、ため池の復旧やレタスなどの農作物の被害に対応してもらうため、近畿農政局の担当者数名の方々にも島内を回ってもらった。次の台風24号の襲来の可能性もある中、一刻も早い復旧を願う次第である。さらに地元の市長、町長の要請も受け、現在救助・復旧活動して頂いている自衛隊の方々について、期限を延長してもらうとともに、道端にあふれているゴミ、汚泥についての除去を行ってもらえるよう国に早急の検討をお願いしたところである(念のため、手続き的には、自衛隊への援助要請は県より行うため、県と十分相談し、要請があった場合にスムーズに実施できるよう国に準備をお願いした次第である)。


※その2とその3にも写真があります。