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「初めての国会を終えて。」
1.約6ヶ月間の通常国会が閉幕し、地元明石・淡路島に帰ってまいりました。
イラク問題、北朝鮮問題、年金改革、道路公団民営化、金融システムの安定化、教育基本法改正、介護保険制度の見直し、景気対策等々、時代の大きな変わり目として、仕事が山ほどあり、あっという間の6ヶ月でしたが、安倍幹事長とも頻繁に連絡を取り合うなど、多くの分野で政策決定に関わることができ、充実した毎日でした。

2.終盤の国会では、年金改革について、自民、公明、民主の3党合意ができた( いわゆる「三党合意」)にもかかわらず、民主党による「牛歩」や審議妨害等により、後味の悪いものになりましたが、政府・与党も批判を謙虚に受け止めなければなりませんし、この三党合意に基づき、今後3年間かけてより簡潔な分かりやすい制度となるよう、じっくりと制度設計してまいります。(私自身は、基礎年金(月15万円程度)は全額税金を投入し、上乗せ分は民間の保険や貯金で対応するのがよいのではないか、と思ってます。)

3.また、多くの分野で規制緩和が進み、また、構造改革特区の活用により、競争社会と共助型社会(NPOやボランティアなど)が同時に進んでいるようです。地域で様々なことが自由にできるようになっており、特にチャレンジングな若者にとって可能性が大きく広がっていると思います。明石、淡路島の若いリーダーたちとも意見交換してきており、今後の展開に期待しています。

4.そして、自衛隊の多国籍軍参加も大きな問題になっております。自衛隊はこれまで行ってきた「人道支援活動」(医療、給水、学校復旧)を続けるだけなのですが、国連決議に基づき、国連として(多国籍軍のみが)新しく成立するイラク政権と契約を結ぶため、その国連の傘に入らなければ活動を続けられないのです。平たく言えば「多国籍チーム」に入るわけです。この自衛隊の人道支援活動は、イラク国内でも、また国際的にも高く評価されていますし、戦闘地域では活動せず、そして武力行使はしないわけですから、憲法の範囲内の活動であり、御理解頂けますようお願いしたいと思います。

5.いずれにしましても、安倍幹事長を中心に若手改革派を結集し、日本の将来を見据えてしっかりと「政策」を議論していきたいと考えています。(「新世代総理を創る会」は、そんな思いを持った21名(総理候補としては、 安倍晋三さん、渡辺善美さん、野田聖子さんを加えた24名)です。)
これからも、御指導御支援のほどよろしくお願い申し上げます。


衆議院議員 西村やすとし