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自衛隊「イラク復興業務支援隊」の先遣隊の隊旗授与式に参列して
1.1月15日防衛庁講堂で行われた上記隊旗授与式に参列した。参加した国会議員は10数名でもっと多くの出席がなかったのは残念であったが、私も「立派に御活躍されますよう」一言激励の言葉を言わせて頂いた。

2.石破長官の訓示、安倍幹事長の激励の言葉は素晴らしいものであり、正に歴史的瞬間に立ち会うことのできた感激で、目頭が熱くなった次第である。

3.正に小泉総理が言うように、イラク派遣については反対も多く国論を二分するテーマであるが、かつて明治維新の折に「鎖国か開国か」、そして戦後「日米安保か反対か」の議論のときと同じように、やがては国民の理解が得られ評価される時が来るものと確信している。

4.自衛隊は戦闘に行くのではなく、病院の建設や給水活動、学校の修復に行くのである。イラク国民の半数以上が水を飲めない状態にあるわけで、正に人道支援なのである。

5.しかし、憲法上は正にギリギリのところに来ていると思う。自衛隊の国際的活動について、しっかりと憲法上位置づける時に来ていると思う。また、今回、オランダ軍と協調して任務にあたるが、万、万が一オランダ軍に何かあった場合、日本の自衛隊はオランダ軍を守ってやれないのである。いわゆる「集団的自衛権」を放棄しているからである。このことについても国際協調の中で一定の役割を果たす以上、しっかりと憲法上位置づける必要がある。

6.いずれにしても、これまでの訓練の成果を存分に発揮されて、立派に任務を果たし、無事に帰ってこられることを心から祈念するものである。


衆議院議員 西村やすとし