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靖国神社参拝について
1.私は安倍総理の「靖国神社に行くか行かないかについては言わない」との立場に賛成である。まず第一に、国のために命を落とした方々の御冥福をお祈りし、二度とあのような悲惨な戦争を起こさないよう、そして、アジアの、そして世界の平和と安定に全力を尽くすことを誓うことは、国の指導者として当然の姿だと思う。
2.しかし、そのことが隣国の方々の誤解をまねいたり、外交問題化、政治問題化するおそれがあるときに、自ら「必ず行く」とか「行った」とか(わざわざ)宣言をしないということは、相手の立場を配慮した一つの知恵、政策だと思う。現に中国、韓国両国は、この安倍総理の立場を評価し、今回の首脳会談の実現につながったのである。
3.その際、いわゆる「A級戦犯」についてしばしば議論になるが、これについては、戦勝国による「東京裁判」によって決められたものであり、本来、裁判に加わっていない我が国としては受け入れられるものではないというのが正論であるが、サンフランシスコ講和条約により、我が国としてこれを受け入れ、国際社会に復帰したことも忘れてはならない。
4.元来、政治家は「結果」に責任を持たなければならず、多くの人の命を失わせしめた先の戦争の責任については、その時の指導者は、A級戦犯であるか否かにかかわらず、責任を負わなければならない。そして、本来であれば我々日本国民の手(判断)で、国内法に基づきその責任を追求しなければならないのであろうが、戦後60年経った今、そのことに労力を費やすことは生産的ではない。むしろ、現在の国際的な諸問題について、今後、外交の力、即ちあらゆる知恵を結集することによって、国益を実現し、問題解決していくことに力を注ぐべきだと考える。歴史の反省に立ち、未来に向かって「結果」を出すべく全力を尽くすことが大事である。
5.ちなみに、A級戦犯が合祀された1978年以降も、大平正芳首相、鈴木善幸首相が靖国神社を参拝しているが、そのときに、中国はこの参拝を批判することはなかったのであり、中国の指導者がまさに靖国参拝を「政治問題化」していることも頭におくべきであるが、そのことをお互いに論じ合っても建設的な議論ではない。
6.むしろ、日中、日韓ともに、双方が未来志向の提案を行い、相互利益につながる努力を積極的に行うことが大切なのである。新しい時代の日中関係、日韓関係の構築のために全力を尽くしたい。
2.しかし、そのことが隣国の方々の誤解をまねいたり、外交問題化、政治問題化するおそれがあるときに、自ら「必ず行く」とか「行った」とか(わざわざ)宣言をしないということは、相手の立場を配慮した一つの知恵、政策だと思う。現に中国、韓国両国は、この安倍総理の立場を評価し、今回の首脳会談の実現につながったのである。
3.その際、いわゆる「A級戦犯」についてしばしば議論になるが、これについては、戦勝国による「東京裁判」によって決められたものであり、本来、裁判に加わっていない我が国としては受け入れられるものではないというのが正論であるが、サンフランシスコ講和条約により、我が国としてこれを受け入れ、国際社会に復帰したことも忘れてはならない。
4.元来、政治家は「結果」に責任を持たなければならず、多くの人の命を失わせしめた先の戦争の責任については、その時の指導者は、A級戦犯であるか否かにかかわらず、責任を負わなければならない。そして、本来であれば我々日本国民の手(判断)で、国内法に基づきその責任を追求しなければならないのであろうが、戦後60年経った今、そのことに労力を費やすことは生産的ではない。むしろ、現在の国際的な諸問題について、今後、外交の力、即ちあらゆる知恵を結集することによって、国益を実現し、問題解決していくことに力を注ぐべきだと考える。歴史の反省に立ち、未来に向かって「結果」を出すべく全力を尽くすことが大事である。
5.ちなみに、A級戦犯が合祀された1978年以降も、大平正芳首相、鈴木善幸首相が靖国神社を参拝しているが、そのときに、中国はこの参拝を批判することはなかったのであり、中国の指導者がまさに靖国参拝を「政治問題化」していることも頭におくべきであるが、そのことをお互いに論じ合っても建設的な議論ではない。
6.むしろ、日中、日韓ともに、双方が未来志向の提案を行い、相互利益につながる努力を積極的に行うことが大切なのである。新しい時代の日中関係、日韓関係の構築のために全力を尽くしたい。