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子供たちを巡る犯罪
1.連日、子供たちを巡って不幸な事件が起きている。耳を疑いたくなる事件ばかりである。小学生の娘3人を持つ父としても、また、治安・青少年問題を担当する内閣委員会の理事としても、胸が痛む思いである。

2.しかも、かつてのようにいわゆる“身代金”目当ての誘拐は少ない。連れ去ってはすぐに殺害するという、許せない凶悪な犯罪が多発している。どこか社会全体が精神的に病んでいるのである。何も小泉構造改革のせいではなく、社会全体の大きな変わり目、価値観が大きく変化してきていることの現れなのだろう。

3.スクールガードやスクールバス、治安の強化など当面の手当ても充実しなければならないが、やはり心身ともに健全に育てる教育を徹底することが急務でる。いわば「命の教育」とも言うべき、一定期間の自然体験、乳幼児とのふれあい体験など、必修化していくことが大切などではないか。

4.ちなみに、児童虐待の相談件数が驚くほど増えている。平成8年に年間257件であったものが、昨年(17年)は、1,861件と約7倍となっているのである。若いカップルの精神的な負担の軽減とともに、やはり、子供の頃からの教育が重要である。“家族の絆”をもう一度再生しなければならない。