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衛星測位・空間情報基本法について
1.国会終盤となって、昨年香港に御一緒した茂木敏充・元科学技術大臣から新たな任務を頂いた。衛星測位と空間情報についての基本法案の提出が昨年の衆院選の自民党の公約だから、今国会に議員立法で提出したい。ついては、「法案を書いてほしい」とのことである。具体的には、米国のGPS(衛星)を補完する形で、日本独自の衛星を打ち上げ、空間情報(地図情報)を整備し、防災対策などの行政サービスの向上を図る、また、電力・ガスといった電線やガス管を敷かなければならない産業や国民生活にもプラスとなるというものである。

2.しかし、中身は全くゼロからである。衛星も3機打ち上げる予定が、官民の費用負担の関係から、とりあえず実証用として一機打ち上げることとしたが、別途党内で議論の進んでいる「宇宙開発利用基本法案」との整理も必要である。空間情報の整備については、国土交通省中心に進めることになっているから、こちらの基本法を中心に衛星の話を盛り込むか?など考えながら作業を進めている。

3.なお、今国会で、既に2本の法案を議員立法として提出した。「北朝鮮人権侵害問題対処法案」と「海洋構築物等に係る安全水域の設定等に関する法律案」である。この2本は何としても成立させたい。