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千葉7区補選敗北
1.千葉7区補選で私の先輩、斉藤健氏が僅差で敗れた。 有能な方だけに、大変残念である。敗因はいくつもあり、以下のようなことが複合的にからみ合ったものと思う。
①小泉総理の言う通り、昨年の衆院選で自民党が勝ちす ぎたから、その反動。
②自民党も、昨年の大勝に続いて、メール事件での民主 党のダメージなどから、浮ついたところもあった。
③テレビ等での民主党の党首選の露出が多く、民主党へ の期待があおられた。
④「庶民の代表」対「超エリート」のイメージ戦略に負 けた。
⑤街頭での活動を重視しすぎた。
⑥候補者決定が遅すぎた。  
等々である。

2.しかし、候補者選定にあたっての「公募制」を批判・否定する声もあるが、これは的はずれである。我が同期の盟友・埼玉八区の柴山昌彦代議士も公募で選ばれた候補者であるが、地元性(彼は、出身は異なるが埼玉八区の所沢に住んでいた)も考慮し、その能力や政治姿勢など総合的にかつ公平に判断し候補者が選定されているのである。公募制により、これまで政治の世界に縁がなく立候補できなかった人々(特に若者)に幅広く門戸が開かれ、そういった方々が当選してきていることにより、自民党内の新陳代謝が進み、確実に自民党は変わってきている。「公募制」が否定されるようなことがあってはならない。

3.今回の選挙も民主党のテレビの露出が多く、逆風の中で、この斉藤健候補だったからこそ、また、安倍官房長官が三度も入ったからこそ、ここまで接戦に持ち込めたのだと思う。斉藤健さんの再起と公募制の堅持、党改革の続行を強く訴えたい。

4.なお、フリーターやニートと呼ばれる若者への対策は私が会長を務める「若者を応援する若手議員の会(通称「若若議連」)でも活発に議論・実行しているし、自民党も真剣に取り組んでいることは付言しておきたい。