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米国産輸入牛肉に危険部位が含まれていたことについて
1.1月20日成田空港の検疫所において米国産牛肉に危険部位である脊柱(せきちゅう)が含まれていることを確認、当該貨物については、すべて積み戻し又は焼却処分とし、原因究明とその改善策について、適切な報告をするまでのの間、米国産牛肉を輸入停止とした。

2.極めて残念な事件である。米国からの強い要請を受けBSE感染がないとされる20ヶ月齢分以下の牛肉について、危険部位(正直、脊柱、脊髄など)を除去した上で、他の肉と混ざらないようにするなど、適切な管理措置(輸出プログラム)を取ることにより、輸入を認めたものであるが、適確に実施されていなかったようである。昨年12月には、米国の全輸出施設40ヶ所のうち11ヶ所について、日本政府の担当者が視察・調査を行ったにもかかわらずである。再発防止に向けて米国側にしっかりとした対応を求めるとともに、今一度、農水・厚生両省に対して心して対応するように要請したい。