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内閣改造に思う
1.内閣改造が行われた。我らが安倍晋三さんは、晴れて官房長官に就任。
次への足固めが始まった。初入閣といっても経験、識見ともに何の不安もない。しっかりと応援してまいりたい。
また、今回はいわゆる「サプライズ」がなかった。言わば、「サプライズがないのがサプライズ」であり、以下、2つのことを指摘したい。

2.第一に、次なるリーダーを全員取り込んだことである。安倍さんはもちろん、ポスト小泉の有力候補と言われる麻生さん(外務大臣)、谷垣さん(財務大臣)、さらには伊吹派(旧亀井派)の中川昭一さん(経産大臣→農水大臣)を在留させ、橋本派の額賀さん(防衛庁長官)、無派閥の与謝野さん(経済財政担当)、竹中さん(総務大臣)とおよそ総理になりそうなリーダーをすべて入閣させている。

3.第二に、改革続行のための実務家をそろえ、実行への布石を打っていることである。まず中川秀直さんを政調会長として、改革政策の取りまとめ役・司令塔の役割を担わせている。そして、長期にわたる中川国会対策委員長時代の国対、議連グループの川崎二郎さんを厚生労働大臣に、小坂憲次さんを文部科学大臣につけ、いわば改革に抵抗しかねない厚労省、文科省の抑えにかかっている。小泉側近の中川氏に近い“中川チルドレン”による改革実行である。

4.次の次の世代のリーダーである塩崎恭之さん、根本匠さんあたりが入閣しなかったのは残念であるが、これも来年の9月までの話である。小泉内閣の総仕上げをし、次へとつながることを期待したい。そして、私は、法案づくりなど着実に実務をこなし、今後へとつなげてまいりたい。