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「H2Aロケット、MRJ視察」
1.5月26日(月)早朝、地元を出発し、新幹線で名古屋へ。今日は党の宇宙開発特別委員会で三菱重工の名古屋(飛鳥、大江)工場視察である。
まず、飛鳥工場でH2Aロケットの製造過程を見学(写真①)。
炭素繊維やウレタンなど素材分野での我が国企業の世界最先端の技術を活かし、軽量化等の改善を図っていることを伺う(、③、④)。
また、発電所一つ分に相当する水素エネルギーを使ったエンジンや、無重力状態で燃量がタンク内で散らばっている状態での再点火など、優れた技術について説明を受けるが、これだけの技術がありながら、産業として国際競争力が十分でないことが不思議である。突き詰めると、安定的な受注がないことが最大の問題である。仮に毎年数基づつ安定的に受注できれば、技術の安全性は増すし、さらに発展していくはずだが、年に一基あるかないかで、間があいてしまうと技術者の維持も難しくなるのである。今回の宇宙基本法の制定により、宇宙の利用・実用化が大きく広がるとともに、計画的に衛星が打ち上げられることが期待されるのである。

2.続いて大江工場で、約50年ぶりの国産飛行機「MRJ」の説明を受ける()。エネルギー効率が30%向上し、こちらも世界最先端の我が国自動車産業の技術を活用して、客席スペースの拡張にも成功している(、⑦)。ボンバルディア(カナダ)、エンブラエル(ブラジル)などライバルは手強いが、是非「日の丸ジェット」に期待したい()。

3.新幹線で神戸に戻り、「兵庫県土地改良事業団体連合会神戸支部総会」で挨拶()。そのまま淡路へ。南あわじ市商工会総代会懇親会で挨拶()。すぐさま、徳島空港から上京。

明日から横浜でTICADⅣ(「アフリカ開発会議」)が始まり、アフリカ52カ国から42カ国の首脳(大統領・首相)が来日するが、今夜はモロッコのエル・ファシ首相との夕食会である。少し遅れての参加となるが、昨年訪問した国であり、また、在京のルシェヘブ大使とも大変懇意にして頂いている(このホームページで最も登場回数の多い大使!?)。大変楽しみである。