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現旧社会主義国(中国・モンゴル・ロシア・インド)出張報告<その8>~ロシア②~
1.モスクワは、人口約1000万人と言われるが、クレムリンの周り(すなわち、「赤の広場」の周り)で大体、用が足りてしまう。今回は、丘の広場のすぐ目の前の「ナショナル・ホテル」に泊まったが、主な役所(官庁)はすぐ近くにあるし、モスクワ市庁舎も歩いて五分くらいのすぐ近くである。おみやげ物屋や商店が立ち並ぶ歩行者通りの「アルバート通り」も車で15分。昼食を取った、最近人気の「カフェ・プーシキン」も歩いてすぐである。実は、このレストラン、「ニューズウィーク」で紹介されていたので、予約してもらった。ルシコフ・モスクワ市長もよく利用するそうである。

2.しかし、物価は高い。ホテルの朝食は、一人4000円近くする。さすがに、地下鉄は、一回60円くらいであるが、概して物の値段は高い。不動産価格もバブルのようである。3LDKで50万円もする。東京の都心と変わらない。

3.また、すぐ近くにあるのに、渋滞があったり、一方通行が多く、かつ、車の左折ができない(日本でいう、右折ができない)ため、クレムリンの周りを何回も回ることになる。おかげで、わずか一日ちょっとの滞在であったが、クレムリンの回りはすっかり詳しくなった。クレムリンの前からひたすら北へ行けば、国際空港に着くし、きわめてわかりやすい街である。

4.わずかな滞在で、名残惜しかったが、今回の訪問で、ロシアの変貌振りもよくわかった。若手をどんどん登用している。原子力庁のキリエンコ長官は、まだ40才くらいの元首相。情報通信省の次官もまだ36才である。彼は、プーチン大統領と同じサンクトペテルブルグ出身であることが何とも言えないが、若手があちこちで活躍している。石油ガス企業の大手のTNK-BPのミャメンツェフ顧問も40才前半。同じ世代で、今後しっかりと信頼関係を構築してきたい。

5.そして、モスクワから、いよいよ今回の出張の最後の目的地であるインド・デリーに向かう。昨年から数えて確か7回目のインド訪問である。今回は、わが兄貴分の塩崎・外務副大臣もデリーにおられ、インドの若手有力国会議員と昼食会をセットした。日本企業が、自動車関連を中心に、いよいよ数十社進出する。政治のパイプをしっかりとしたものにしていきたい。旧知のデオラ議員(親父さんが石油ガス大臣)や鉄鋼王の次男・ジンダル議員、そして今回は、あのガンジーの孫に当たる、ラフル・ガンジー議員も初めて会うことになっている。楽しみである。
  • クレムリンのすぐ前にある「ナショナル・ホテル」。素晴らしいホテルですが、無茶苦茶高くて、東京帝国ホテルよりも、いい値段です。
  • ロシア産業家・企業家同盟との意見交換会。
  • 36才の情報通信省の次官(大臣に次ぐ№2)と。負けてられません!
  • 原子力局とも意見交換。隣は盟友世耕参議院議員。
  • 昼食はルシコフ市長も通う、「カフェ・プーシキン」。おしゃれな若者が集います。
  • 前菜のチーズ・サラダ。
  • 本場ビーフストロガノフもさすがの味です。
  • ロシア語のアルファベットはなかなかおもしろいです。これは何と読むでしょうか?
    「フライデー」です。「Ф」は「F」、「Р」は「R」、「Nの逆さま」は「I」。
    よく見ると、その下に「PECTOPАЙ」。これは「RESTORAN」です。

  • こちらは「CITY BANK」。
  • これでマクドナルド。ちなみに「H」は「И」です。
  • 空港の待合室で、日本のアニメを韓国サムソンのテレビでやっていました。
  • 飛行機から見たモスクワ。いよいよ最終目的地、インド・デリーである。