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インド・中東出張報告(その③)~サウジ・アラビア編~
1.5月に引き続いて2度目のサウジ・アラビア。前回は紅海に面するジュッダ、今回は首都リヤドである。リヤドの街中は、未来都市のような光景である。「せん抜きのようなキングダムタワー」(「地球の歩き方」には載っていない!!)、その後には「アル・ファイサル・タワー」、そしてその横の整備された高速道路を高級車がバンバン飛ばしている。ドバイのような建設ラッシュはないが、中東の大国の雰囲気、そして原油高による好景気を感じさせる。

2.サウジでは、アブドル・アジス石油鉱物資源省副大臣、ゴザイビ経済企画大臣、マズロエイ・GCC事務局経済担当次長と意見交換を行った。
基本的に、日本からの投資をさらに期待したい、との姿勢である。住友化学の「ペトロ・ラービク」(98億ドル)プロジェクトに続く投資を期待しているとの由。アラビア石油の権益が切れて以降、薄くなりがちであった日本とサウジの関係である。この機会にさらなる信頼関係構築に努力したい。

3.なお、GCC 6ヶ国は2010年までに通貨統合するとのこと、そのためにも日本とのFTA(自由貿易協定)締結を望んでいた。ラマダン前の9月下旬開催を強く促して、我々出張団の役割を果たした。