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来週、安倍総理の欧州・米国出張に同行、5月1日から「令和」の時代に
1.来週22日(月)から29日(月)まで安倍総理に同行して、フランス、イタリア、スロバキア、ベルギー、米国及びカナダを訪問します。今回の訪問は、6月28~29日に大阪で開催する「G20大阪サミット」の成功に向けて、G7各国と緊密な協力を確認するためのものです。

2.特に、フランスはG7議長国であり、G7サミットとG20サミットとの連携を、またEUとは、本年2月1日から発効した日EU・EPAに基づく更なる関係強化について議論する予定です。

3.米国とは、北朝鮮について、2月末に開催された第2回米朝首脳会談を踏まえ、北朝鮮の非核化及び拉致問題の解決に向け、米国の取組を後押しし引き続き連携していきます。また、日米貿易交渉が始まったことを踏まえ、貿易・経済を含む様々な議題について意見交換をする予定です。

4.既に報道されているとおり、今週前半に茂木大臣とライトハイザー米国通商部代表との間で日米貿易協議が行われましたが、今回の交渉では昨年9月の日米共同声明に沿って進めることを再確認しました。すなわち、農産品についてはTPPで約束した譲許内容が最大限であり、これは日本側として越えられない一線であると、米側に明確に伝えております。自動車・自動車部品の米国への輸出についても、我が国の立場をしっかりと伝えました。日米共同声明に「協議が行われている間、本共同声明の精神に反する行動を取らない」と明記されているとおり、交渉継続中は一方的に追加の自動車関税を課せられないこととなっています。
 これらのことは、安倍総理とトランプ大統領との間で直接確認されているところです。

5.なお、今回、デジタル貿易について適切な時期に議論を行うこととなりましたが、私自身、TPP交渉において電子商取引の分野の交渉に関わりました。自由な情報の越境移転、ソース・コードの開示要求の禁止など、TPPにおいては日米が主導してとりまとめを行いました。日米の立場に大きな相違はなく、新しい時代を見据え、建設的な議論が進むことを期待します。
 いずれにしても、世界の2大資本主義・自由主義国である日米が21世紀にふさわしい  ウィン・ウィンの貿易通商の枠組みを作れればと思っております。

6.さて、4月30日に天皇陛下が御退位、5月1日に皇太子殿下が御即位され、「令和」の時代が始まります。国民こぞって寿ぐ中で皇位の継承がつつがなく行われるよう、万全を期してまいります。私自身も宮中に参内しお祝いを申し上げる予定です。

【BS日テレ「深層NEWS」に出演します!】
(日時)5月1日(水)22:00~23:00
『西村官房副長官に聞く! 新しい時代の展望』(仮)

※4月4日のFAXニュースに記載した事業に加えて、地元明石・淡路において次の事業を行います。
【道路】
・通学路の安全確保(浜国道:谷八木・谷八木小前・江井島)2.6億円
【教育】
・明石市 給食室増改築(山手小)・エレベーター設置(高丘西小・朝霧中)
・南あわじ市 老朽化に伴う園舎大規模改造(津井幼稚園)