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外交に全力。中川昭一財務大臣辞任に思う。
1.2月17日(火)、朝5時起床。昨夜は、関西空港からの最終便で上京したため、3時間ほどしか眠れなかったが、例によって次女の勉強を見てあげるために、眠い目をこすりながら飛び起きる。

2.朝8時、都内のホテルで、来日中の南米ウルグアイのペルドモ下院議長一行と朝食会。ちょうど先週、私自身ウルグアイを訪問したところであり、サッカーの話や干ばつの話など、話題は尽きないが、今回の来日の目的はウルグアイでの原子力発電の導入にあたっての視察であり、日本の取組み、特に原子力の平和利用のモデル国としての姿勢、政策を話す。

3.その後、午前中は、外務省で様々な打ち合わせ、来客。
12時、来日中の香港のドナルド・ツァン行政長官(首相)歓迎昼食会。日本政府を代表して歓迎の挨拶をさせて頂く(写真)とともに、羽田孜元首相、高村正彦前外務大臣とともに乾杯。日本から香港には約132万人、香港から日本へは約55万人の往来があるが、今年は、「2009日本香港観光交流年」である。大変な世界的な経済危機であるが、閉鎖的・保護主義的になることなく、開放的に交流を深め、アジアの金融の中心である両国が力を合わせてこの危機を脱さなければならない。

4.午後も、政務官室で打ち合わせが続く。この日は、衆議院予算委員会で、私を答弁者に指名しての質問が入っており、待機するが、中川昭一財務大臣の辞任問題で大騒ぎになっており、委員会のスケジュールが大幅にズレているようだ。予算委員会は、通常大臣が答弁するが、専門的なテーマとなる場合、政務官の私も呼ばれることがある。今回は、国連の基金の使い道と、人権問題についての質問である。
しかし、結局、質問は翌日に持ち越された。

5.中川昭一大臣が辞任した。大変残念なことだ。問題の記者会見は、かねてから腰痛が持病とお聞きしており、その薬か風邪薬のためであると信じたいが、政治家は結果がすべてで、たった一言の言葉や、たった一瞬の表情・態度が、人々(有権者)の気持ちを左右する。常に緊張していなければならない。一瞬の心の緩みですべてを失うこともあるのである。中川昭一大臣には再起を期して頂ければと思うし、私自身も緊張を持ち責任の重さを十分自覚して任務にあたりたい。