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バングラデッシュ大使を囲んで。翌日も「水問題」と「食糧問題」を議論。
1.昨夜6月4日(水)の夜は、バングラディシュのドウラ在京大使を囲んでの夕食会。中川昭一代議士ご夫妻をはじめ、スイス、ドイツ、ロシア、オーストラリアといった国の方々がそろい、国際的な話題に花が咲いた。
特に、大使のスピーチは大変印象深かった。すなわち、バングラディシュ(以下「バ」)は新興国「BRICS」(ブラジル、ロシア、インド、中国)と、その次の「ネクスト11」(バングラデシュ、ベトナム、インドネシア、パキスタン、韓国、フィリピン、イラン、エジプト、トルコ、ナイジェリア、メキシコの11カ国)の間の(の中の特に成長が期待される)成長国「フロンティア5」(他は、ベトナム、カザフスタン、ナイジェリア、ケニア)の一つに位置づけられているという。
「バ」には人口が1億4000万人と大きな市場があり、水も豊かな(時に豊か過ぎる!)農業大国である。その豊かすぎる水、即ち、昨年のサイクロンによる被害は甚大であったし、北からは「温暖化」の進行によるヒマラヤの雪解け水で、頻繁に洪水に襲われる。この「多すぎる水」をコントロールできれば、成長の潜在力(ポンテシャル)は格段に増大するはずである。そんな期待も込められた「フロンティア5」の一角である。
一方で、先週のTICADⅣ(アフリカ開発会議)では、アフリカのあちらこちらで「水不足」が指摘された。人類にとってこの世界の「水の偏在」の克服は最大の課題の一つである。
この日に、ドウラ大使ご夫妻に初のお孫さん(男の子)が誕生されたとのことである。息子さんは日本人女性と結婚されている。日本と「バ」のハーフのきっと可愛い赤ちゃんにちがいない。しかも、名前は「たいし」と名付けられたそうで、ドウラ大使は、外交官として大使になるまで30年かかったが、お孫さんは生まれながら「たいし」である、といった冗談も交わしながら、大変なごやかな楽しいひとときであった。
2.6月5日(木)は、地元の後援会の方の葬儀参列のため、朝一番の飛行機で地元へ。
午後、東京に戻り、超党派の「宇宙基本法フォローアップ議員協議会」の立ち上げ、続いて幼児教育・無償化を進めるに際して、幼稚園・保育園の共通の取組みを構築すべく、関係議員で打ち合わせ。
15時半「食料戦略本部」で、国際的な食料難の動向、ブラジルの農業生産の現状等について、食料会社、商社等からヒアリング。特に天候不良(異常気象)と燃料(バイオエタノール)向けの需要の増大のために価格が高騰している中で、ブラジル農場への出資事業についての説明があった。
私より「①ブラジルの農場への投資をしても、エタノール向けが高くなれば、それ用に、中国が高く買ってくれるなら中国に売ることとなり、日本への供給は増えないのではないか、②日本とブラジル間には投資協定がないが、何か二国間で協定を結び、一定量を日本に供給する仕組みは考えられないか、③国内農家への投資は考えていないのか」といった質問をさせて頂いた(写真)。
企業の方からは、①日本企業が参加することにより日本の消費者も安心して購入できる。こうした出資事業のような成果として、昨年、ブラジルから日本への食糧の輸出は増えている。②ブラジルには、農業立国を考えているため、今後も輸出規制はやらないと思うが、仮に輸出規制を実施した場合でも、一定量を日本向けに確保できるような協定はありがたい。③この「ダブリオ農場」は東京23区の1.4倍で、真っ平。大平原。地平線まで見える。したがって、働いている人は「農民」という類のものではなく、「トラクター運転手」と「農業学者」、そしてGPSなども活用して気候の変化を予測している「学者」なのである。このような取り組みは日本では無理。といった説明があった。
3.夜はパーティが一つに、高校の先輩方と一杯である。よく知った方々ばかりだから、きっと気軽な会になるだろう。楽しみである。
特に、大使のスピーチは大変印象深かった。すなわち、バングラディシュ(以下「バ」)は新興国「BRICS」(ブラジル、ロシア、インド、中国)と、その次の「ネクスト11」(バングラデシュ、ベトナム、インドネシア、パキスタン、韓国、フィリピン、イラン、エジプト、トルコ、ナイジェリア、メキシコの11カ国)の間の(の中の特に成長が期待される)成長国「フロンティア5」(他は、ベトナム、カザフスタン、ナイジェリア、ケニア)の一つに位置づけられているという。
「バ」には人口が1億4000万人と大きな市場があり、水も豊かな(時に豊か過ぎる!)農業大国である。その豊かすぎる水、即ち、昨年のサイクロンによる被害は甚大であったし、北からは「温暖化」の進行によるヒマラヤの雪解け水で、頻繁に洪水に襲われる。この「多すぎる水」をコントロールできれば、成長の潜在力(ポンテシャル)は格段に増大するはずである。そんな期待も込められた「フロンティア5」の一角である。
一方で、先週のTICADⅣ(アフリカ開発会議)では、アフリカのあちらこちらで「水不足」が指摘された。人類にとってこの世界の「水の偏在」の克服は最大の課題の一つである。
この日に、ドウラ大使ご夫妻に初のお孫さん(男の子)が誕生されたとのことである。息子さんは日本人女性と結婚されている。日本と「バ」のハーフのきっと可愛い赤ちゃんにちがいない。しかも、名前は「たいし」と名付けられたそうで、ドウラ大使は、外交官として大使になるまで30年かかったが、お孫さんは生まれながら「たいし」である、といった冗談も交わしながら、大変なごやかな楽しいひとときであった。
2.6月5日(木)は、地元の後援会の方の葬儀参列のため、朝一番の飛行機で地元へ。
午後、東京に戻り、超党派の「宇宙基本法フォローアップ議員協議会」の立ち上げ、続いて幼児教育・無償化を進めるに際して、幼稚園・保育園の共通の取組みを構築すべく、関係議員で打ち合わせ。
15時半「食料戦略本部」で、国際的な食料難の動向、ブラジルの農業生産の現状等について、食料会社、商社等からヒアリング。特に天候不良(異常気象)と燃料(バイオエタノール)向けの需要の増大のために価格が高騰している中で、ブラジル農場への出資事業についての説明があった。
私より「①ブラジルの農場への投資をしても、エタノール向けが高くなれば、それ用に、中国が高く買ってくれるなら中国に売ることとなり、日本への供給は増えないのではないか、②日本とブラジル間には投資協定がないが、何か二国間で協定を結び、一定量を日本に供給する仕組みは考えられないか、③国内農家への投資は考えていないのか」といった質問をさせて頂いた(写真)。
企業の方からは、①日本企業が参加することにより日本の消費者も安心して購入できる。こうした出資事業のような成果として、昨年、ブラジルから日本への食糧の輸出は増えている。②ブラジルには、農業立国を考えているため、今後も輸出規制はやらないと思うが、仮に輸出規制を実施した場合でも、一定量を日本向けに確保できるような協定はありがたい。③この「ダブリオ農場」は東京23区の1.4倍で、真っ平。大平原。地平線まで見える。したがって、働いている人は「農民」という類のものではなく、「トラクター運転手」と「農業学者」、そしてGPSなども活用して気候の変化を予測している「学者」なのである。このような取り組みは日本では無理。といった説明があった。
3.夜はパーティが一つに、高校の先輩方と一杯である。よく知った方々ばかりだから、きっと気軽な会になるだろう。楽しみである。