1．5日未明より、7回にわたり北朝鮮からテポドンを含む弾道ミサイルが発射された。

2．この北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、我が国及び北東アジアの平和と安全に直接かかわることであり、きわめて憂慮すべきことである。また、日朝平壌宣言に違反し、かつ六者会合共同声明と相容れない行為であり、国際社会の平和と安定及び大量破壊兵器の不拡散の観点からも極めて遺憾である。

3．すなわち、国際社会において厳しく糾弾されるべきであり、国際社会全体としての対応が重要である。六者会合参加国をはじめとする関係各国との連携を進めていくことが大切であり、国連安保理においても、然るべく対応がなされるよう政府の活動をサポートしてまいりたい。

4．また、私が事務局長を務める「対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム」においても、緊急に、かつ断続的に会議を開き、政府に断固たる制裁措置を執るよう申し入れるとともに、さらなる制裁措置として、北朝鮮に対して全面的な金融取引停止を求める立法措置も含めて、早急に検討を進めることとした。

5．いずれにしても、政府・与党が、一致団結して徹底した制裁措置を行うべきである。