とっておきの1枚

2010年4月22日
ウディ・アレンの最新作「カサンドラ・ドリーム」(邦題:「ウディ・アレンの夢と犯罪」)である。学生の頃から大好きな映画人であるが、様々な不祥事もあり、最近はどうも冴えない。本作も、それなりに楽しめるが、かつての深みや“皮肉”が足りない。“くすっ”という笑いや“納得”というのが少ないのである。結末もあっけなく、ウディ・アレンの作品にしては物足りなさが残る一作だ。