とっておきの1枚
「インドへ馬鹿がやってきた」 (日本文芸社:山松ゆうきち著)
インド社会の現実やインド人の考え方を、マンガ家がおもしろおかしくマンガで記した体験録である。インド人がすべてこの本のとおりというわけではないが、ある種の真実を示している。私も、この数年間で10回近くインドを訪問しているが、その度に新しい発見があるし、一年も行かないとすっかり景色が変わってしまう。数年前には、道にたくさんいた牛の姿が見えなくなってしまっているし、時々見かけた象も少なくなってしまった。まだまだオフィスビルの供給が需要に追いつかないようだし、ホテル代もモスクワと並んで世界一・二の高さである。成長を続けるインド。是非このマンガで入門して頂き、そして現実のインドに行かれることをお勧めしたい。