とっておきの1枚

2005年9月30日
宇宙飛行士・野口聡一さんと意見交換

1.私から質問した。「宇宙飛行士は、体力、知力、判断力などあらゆる能力が求められ、同時並行的にいろんなことをやらなければならない。私の地元・淡路島の酪農家は『最近、酪農をやる若者がいなくなった。酪農は牛のことを理解し、獣医のようなことをやり、まだ搾乳機もさわらなければならない。マーケティングもマネージメントも必要。これらすべてのことをできる若い子がいなくなった』となげいている。共通点を感じた。こういう若者を育てるにはどうすればよいか?」

2.野口さんの問答はユニークだった。
 「酪農家は宇宙飛行士になれますよ(笑う)」
 「日本の画一的な教育の限界。ボーイスカウトなどいろんな経験が必要。社会に出ていろんな物を見て考えることが大事。」という旨、をマイルドにソフトに語られた。

3.野口さんは、想像以上に素敵な方だった。すごく頭が整理されているし何より落ち着いている。遊び心もある。大変な試練、努力に裏打ちされて自信のようなものが感じられた。誰にでもない体験・経験をした人は強い。いい意味で大変な刺激、プレッシャーを頂いた。