とっておきの1枚

2018年10月18日
おすすめの読書(その124)

「信長の原理」垣根涼介 著
面白い!垣根涼介さんは人気作家ですが、これまであまり読み込んだことはありませんでしたが、今回のこの長編は息つく間もなく一気読みでした。
織田信長が何故力をつけていったのか。そして、何故明智光秀は謀反を起こしたのか。
そこに行きつく様が見事に描かれています。ある種天才政治家の信長。ほとんどの家臣にはその考え方(「原理」)を理解できなかったが、一貫していたのです。効率性、合理性を重んじ、徹底した能力主義。しかし、恩義は忘れない。もちろん裏切りも忘れない。
その信長の生き様を、是非秋の夜長に楽しんでください。