おすすめの読書(その83)
「蜜蜂と遠雷」 恩田 陸 著
今年の直木賞受賞の長編小説。面白い!ぶ厚いし、音楽コンクールの小説なので、読み続けられるかなあ、と心配しながら読み始めましたが、面白いのなんのって!
まるでマンガの「ドカベン」と「神の雫」を合わせて、もっと繊細に情景が浮かぶかの如く描き出した名作。
「ドカベン」を思い出したのは、コンクールを争う4人が個性的でそれぞれ素晴らしく、かつ、予選の度にそれぞれ進化していく姿が見事!「マチネの終わりに」(2017年1月15日とっておきの一枚参照)も素敵な音楽恋愛小説でしたが、こちらも面白いこと間違いなしです。