とっておきの1枚

2017年1月15日
おすすめの読書(その79)

「マチネの終わりに」 平野啓一郎 著  (画像はAmazonのサイトから引用)
久しぶりに読んだ本格恋愛小説。すごい!初めてこの人の作品を読んだが、さすが芥川賞作家、平野啓一郎、恐るべき。東野圭吾や萩原浩の軽いタッチの恋愛小説も大好きです。本作は、ずしりと心に来る作品。芸術家とジャーナリストの惹かれ合うはかない恋。イラク情勢や音楽家(ギタリスト)の神髄にも迫りながら、二人の心の動きを深く深く刻み込む。それほどに哲学的な恋愛小説です。涙します。