とっておきの1枚

2015年10月27日
おすすめの読書(その53)

「インドクリスタル (篠田節子 著:角川書店)」

好きな作家の一人、篠田節子さんの最新作、第10回中央公論文芸賞受賞の冒険小説。雰囲気は、高野和明さんの「ジェノサイド」に似ています(2012年6月14日とっておきの1枚参照)が、インド社会の現実を見事に描く。中国に代わって世界経済の牽引役としての期待も大きいが、一方で大きな闇の部分も。私は、インド友好議連の事務局長を務め、既に20回ほど訪問していますが、まだまだ知らないことが多いです。是非ご一読を。