おすすめの読書2011(その28)
「決断できない日本」(ケビン・メア著:文春新書刊)
民主党政権に対する痛烈な批判の書です。日本人の妻を持ち、米国国務省で長年日本を担当してきた著者が、「ゆすりの名人」発言で国務省日本部長を退任したのは記憶に新しいですが、その弁明及び事実関係も書かれています。しかし、中心の中身は、震災対応についての批判が中心であり、日本の政治に対する厳しい意見です。日米同盟への揺るぎない信念も明確に示されています。民主党を反面教師とし、我々も正しいと思うことをスピーディーに実行していかねばなりません。