ニッシ-の秋の夜長のおすすめ読書 その(5)
「ダイイング・アイ」(東野圭吾著:光文社)
大好きな作家の一人、東野圭吾さんの最新作である。といっても、98年に書かれた作品である。あっという間に読んだ。
物語は、不思議なことが続き、真実は何なのか、ワクワクドキドキしながら一気に読み進む。タイトルに大きな意味があり、終盤に種が明かされる。直木賞受賞作の「容疑者Xの献身」(2006.02.05.「今日の一枚」参照)に比べると、物語の展開に若さを強く感じるわけだが、やはり、面白さは抜群である。心から愛する人がいる方にお薦めの一冊である。