とっておきの1枚

2007年8月6日
ニッシーの夏休みのおすすめ読書(その③)

「街場の中国論」(内田樹著・ミシマ社)

目からウロコの出る中国論です。中国の専門家でない著者が大学院のゼミの学生との議論をまとめたものですが、世界史の大きな流れ、中国・アメリカ各々の独特の発想の原点など、極めて常識的な視点から、現代中国の様々な課題、日本の政策を考える上での視点などを論じています。私にとって大変参考になった一冊です。学生に語りかける調子で書かれていますから、読みやすいエッセイのような感じです。この夏おすすめの一冊です。