とっておきの1枚
1.ナイジェリアと並ぶサハラ以南のアフリカ最大の産油国である、この国の大統領補佐官(54才)と昼食をしました。石油生産は日量140万バレルを誇り、旧宗主国はポルトガルで、この方は、中央銀行総裁なども経験された、経済担当の大統領補佐官です。
2.この国の昨年の経済成長率はなんと20.5%、本年2007年さらに高い31.2%を見込んでいます。石油価格の高騰を背景に急成長を遂げているわけです(石油は多くを中国に輸出していますが。)他にダイヤモンドなどの鉱物資源も豊富で、農業・漁業の潜在能力も高い国ですが、産業インフラは未整備、失業率は20%超えており、1975年の独立後、30年間というアフリカでも最も長かった内戦の傷跡が深く残っています。
3.私から「日本にも石油輸出をお願いしたい」と発言すれば、「日本が望んでいないのではないか?」と反論されました。中国からは多額の融資も受けているようです。私から「日本から遠いからこれまで関係が薄かったが、スワップ(他の国への供給)も含めて、関心を有している企業も多い」、「融資や貿易保険も考えたいし、何より、日本には技術や人材育成のノウハウがる」旨申し上げました。
4.大統領補佐官からは「日本の支援を期待したいし、是非我々の党MPLA(アンゴラ解放人民運動)と自民党と定期的な意見交換の機会を作ってほしい」旨発言がありました。こちらも望むところなんですが、何分遠い国です。本年中にスタートできるかどうか・・・。今夏のアフリカ議連の出張で寄れるでしょうか?(3月14日)
(答えは、アンゴラのフルタード大統領補佐官。)